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 消化器とは消化管(食道、胃、小腸、大腸)、肝臓、胆嚢・胆管、膵臓などのことです。臓器も多ければ疾患も多く、胸焼け、食事のつかえ感、胃もたれ、腹痛、下痢、血便、便秘、黄疸(眼や皮膚が黄色くなること)など症状も多彩です。時に診断が難しいことがありますが、丁寧に診察し適切にこれらに対応いたします。症状により血液検査、胃・大腸内視鏡、腹部超音波、腹部CTなどをお勧めする場合があります。

―主な疾患―

食道:逆流性食道炎、好酸球性食道炎、食道癌

胃:急性胃炎、慢性胃炎、胃潰瘍、ピロリ感染症、機能性胃腸症、胃癌

大腸:便秘症、感染性腸炎、大腸憩室炎、大腸憩室出血、虫垂炎、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)、大腸癌

肝臓:脂肪肝、アルコール性肝炎、ウイルス性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、自己免疫性肝炎、肝臓癌

胆嚢:胆嚢ポリープ、胆石、胆嚢腺筋腫症、胆嚢癌

膵臓:膵嚢胞性病変(IPMNなど)、急性・慢性膵炎、膵臓癌

便秘症について

 便秘に悩んでらっしゃる方は多く、500万人を超えるとも言われています。2023年7月に慢性便秘症のガイドラインが改訂されました。便秘薬の種類が増え治療の選択肢が広がりました。院長は日本消化管学会の「便通マネージメントドクター」となっております。患者様ひとりひとりに適した、安全に長く続けられる便秘治療を提案します。お気軽にご相談ください。

ピロリ菌について

 ピロリ菌の診断・治療も積極的におこなっております。ピロリ菌は胃という過酷な環境で生存することが出来る細菌です。小児期に感染することが多く、胃潰瘍や胃癌の原因であることが分かっています。

 ピロリ菌の除菌治療を行うことで胃・十二指腸潰瘍の多くを予防することができ、胃癌の発症を抑制できます。ピロリ菌に感染しているかどうかを知ることは今後の胃の疾患になるリスクの大小を知る上で大切です。胃がん検診などの内視鏡検査で慢性萎縮性胃炎や鳥肌胃炎などのピロリ菌に関連した所見のある方は、ピロリ菌検査をお勧めいたします。ピロリ菌検査の方法は数種類ありますので、その方に適した検査方法を提案いたします。

※胃の検査をせずにピロリ菌感染の有無のみを調べることは保険診療ではできません。

炎症性腸疾患(IBD)について

 潰瘍性大腸炎、クローン病といった炎症性腸疾患(IBD)の患者様が増加しています。
その中でも潰瘍性大腸炎患者数は多く、本邦で16万人を越えました。この疾患は主に大腸の粘膜に炎症や潰瘍を引き起こす原因不明の疾患です。発病好発年齢は10歳代後半~20歳代ですが、小児や高齢者の発症もあり、慢性的な下痢や血便などの症状がある方は一度大腸内視鏡検査をお勧めいたします。
 潰瘍性大腸炎は今の医療では完治する疾患ではありませんが、次々と新しい薬剤が登場しており、以前よりも治療の選択肢が増えました。長期的に付き合っていく病気ですので、体に負担が少なく継続し易い、かつ症状を悪化させない治療を心がけています。横浜市立市民病院や大学病院でIBD診療を行ってきた経験を活かしたいと思います。すでにIBDと診断されている方もお気軽にご相談ください。

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