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エコー検査

 超音波検査とはエコー検査とも呼ばれます。皮膚表面に超音波を発信する装置をあて、内臓からの反射波を受けとり、電気信号にかえてモニターに写します。きれいな画像を得るために、皮膚にはゼリーを塗ります。放射線の被ばくや痛みがないのが検査の利点です。

当院で行っている著音波検査の部位としては①頸動脈、②甲状腺、③腹部(肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓)、④膀胱&前立腺です。

  • 頸動脈

頸動脈とは脳に血液を送る大事な血管です。

超音波で頸動脈を観察すると動脈硬化や狭窄の程度を確認できるため脳梗塞のリスク評価が可能です。脳梗塞のリスクが高ければ、生活指導や薬物治療を行います。頸動脈狭窄があれば手術、カテーテル治療などを提示いたします。高血圧や脂質異常症、糖尿病がある方は検査の適応になります。

  • 甲状腺

甲状腺は首の前面にある甲状腺ホルモンを出す臓器です。甲状腺ホルモンは代謝を高める働きがあります。甲状腺の疾患によりホルモンバランスが崩れると、疲労感や無気力・動機や息切れ・急激な体重の増減、過剰な発汗、月経異常など、さまざまな全身症状をきたします。

甲状腺超音波検査では甲状腺の大きさや腫瘤などを調べます。

診察上の甲状腺の腫大や、甲状腺ホルモンの異常があった方が適応となります。

  • 腹部(肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓)

腹部エコーでは肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓などの臓器を観察します。腹痛、腰背部痛、肝機能障害、黄疸(皮膚や眼球が黄色になること)などの方が適応になります。以前に脂肪肝やウイルス性肝炎(B型肝炎やC型肝炎)、胆石、胆嚢炎、膵嚢胞性疾患などを指摘された方も適応になります。

検査日は朝食を抜く必要があります。

  • 膀胱&前立腺

膀胱は尿をためる袋の役割、前立腺は精液の一部を作る臓器で膀胱の出口付近で尿道を取り囲んでいます。超音波検査では前立腺肥大や前立腺癌、膀胱腫瘍などが診断可能です。血尿や尿潜血陽性、頻尿や尿失禁、排尿困難(尿が出ずらい、尿の勢いが弱い、いきまないと尿が出ないなど)症状がある方が適応です。また、前立腺の腫瘍マーカーであるPSAの値が高値の方も適応になります。

膀胱内に尿が溜まっていないと検査ができません。検査120分前から排尿を控え、その後から水またはお茶500ml以上を飲むようにお伝えします。

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